
テレビプロデューサーの仕事内容
「テレビプロデューサー」とは、番組制作における統括責任者として、全ての決定権を持ち、企画立案、予算管理、キャスティングなど様々な役割を担う仕事です。
基本的に制作現場はディレクターが指揮をとり、プロデューサーは進行管理やスポンサー集めなど、一歩離れた位置から全体を把握・統括する仕事に専念するケースが多いです。
<テレビプロデューサー業務一覧>
- 企画の立案テレビ番組制作は企画を立ち上げることからスタートします。まず、ディレクターなどと企画会議をおこない、「制作目的」「市場」「世間の動向」など様々な視点から、いま制作すべきテレビ番組を考えます。
- 企画のプレゼンテーション企画立案をおこなった後は、会社の上層部など決裁権を持つ担当者の前でプレゼンテーションをおこない、そこで企画の承認を得ます。
- スポンサーの獲得番組制作には、多くの資金が必要となるため、スポンサーや広告代理店を回り、制作資金の調達をおこないます。
- キャストの決定番組の視聴率獲得のためには、出演者の顔ぶれが大きく影響するため、オーディションをおこない、キャストを決定します。
- 制作現場の後方支援制作現場の指揮はディレクターに任せ、現場内で今後起こりうる事態を想定してリスクマネジメントをおこない、また何か予期せぬ事態が起こった時には、リスクを最小限に抑えられるように責任者として的確な対応をおこないます。
テレビプロデューサーのやりがい
- よい反響を頂いた時の喜びを実感できる!テレビプロデューサーの最大のやりがいは、視聴者から「面白かった」などの反響を頂いた時です。また、番組放送後の翌日には視聴率が発表され、その視聴率が高かった時は、これまでの苦労が達成感や喜びとなり、最高の気分を実感できます。
- 好きな有名人と仕事ができる!誰にでも好きなタレントやスポーツ選手、文化人がいるとは思いますが、そんな自分が好む有名人を自分でキャスティングし、一緒に仕事ができることは、他業界では味わえないこの業界で働く魅力です。
求められる能力・資格
- 全体を見渡す視野の広さ!プロデューサーは、一歩離れたところから、常に現場全体をチェックし、企画通りの番組がつくりあがるように、その場その場で起きる問題やトラブルを素早く察知し、迅速に軌道修正できる視野の広さや判断力が求められます。
- 制作現場で築いた人脈の数!タレント事務所への出演交渉もプロデューサーの重要な役目です。その場合、プロデューサーがこれまで制作現場で培ってきた人脈の数が活かされます。